給湯器のリモコンに見慣れない数字が表示されると、「このままお湯を使っても大丈夫?」「故障なのかな」と不安になりますよね。
給湯器のエラーコードは、機器が確認した運転状態や不具合の可能性を知らせる大切なサインですが、番号だけで原因を決めつけないことが大切です。
同じコードでもメーカーや機種によって意味が異なる場合があり、まずは表示内容と給湯器まわりの状態を落ち着いて確認しましょう。
この記事では、よく表示されるエラーコードの意味の傾向から、自分で確認できる基本項目、専門業者へ相談する目安までわかりやすく解説します。
急にお湯が出なくなったときにも慌てず対応できるように、安全面に配慮した確認方法をチェックしていきましょう。
この記事でわかること
- 給湯器のエラーコードが知らせている内容
- 「110」「111」「120」「121」「140」「920」「930」など、よく見られる表示の傾向
- エラーが出た際に自分で確認できるガス・水・電源まわりの項目
- 修理や本体交換、専門業者への相談を検討する目安
給湯器のエラーコードは運転状態や不具合の内容を知らせる表示

給湯器のエラーコードとは、機器が確認した運転状態や異常の可能性を、リモコンの数字などで知らせる表示です。
表示された番号だけで原因を決めつけず、メーカー・機種に合った取扱説明書や公式情報で意味を確認することが大切です。
お湯が出にくいときだけでなく、給湯器が安全確認をしているときや、一時的に運転を止めているときにも表示されることがあります。
エラーコードは、給湯器が「どの部分を確認してほしいか」を伝えるための目印と考えるとわかりやすいでしょう。
たとえば、リモコンに数字が点滅したり、アルファベットと数字が組み合わさった表示が出たりする場合があります。
表示の仕方は機種によって異なるため、普段の画面と違う表示に気づいたら、まず番号や記号を落ち着いて確認しましょう。
コードの意味はメーカー・機種ごとに確認する
エラーコードの意味は、メーカー名だけでなく、給湯器の種類や製造時期によっても異なることがあります。
同じように見える数字でも、別の機種では異なる内容を示している場合があるため、インターネット上の情報だけで判断しないことが安心につながります。
確認するときは、手元の取扱説明書にある「故障かなと思ったら」や「エラー表示」のページを探す方法が基本です。
取扱説明書が見当たらない場合は、メーカーの公式サイトで型番を入力して、該当する説明書や案内を確認できることがあります。
なお、エラーコードは必ずしも本体の故障を意味するものではなく、使用環境や一時的な状態が関係することもあります。
そのため、表示の意味を確認する際は、コードの説明とあわせて、リモコンの案内表示や取扱説明書の注意書きまで読むことが大切です。
| 確認する情報 | 確認する理由 |
|---|---|
| メーカー名 | 公式の案内を探すため |
| 給湯器の型番 | 該当する機種の説明を確認するため |
| 表示された番号・記号 | 表示内容を正確に照らし合わせるため |
| 表示されたタイミング | 状況を整理して伝えるため |
型番は本体の銘板や取扱説明書で確認できる
型番は、給湯器本体に貼られている銘板と呼ばれるラベルで確認できることが一般的です。
屋外に設置された給湯器では、本体の前面や側面にあるラベルへ、メーカー名・型式・製造番号などが記載されています。
集合住宅などで本体を確認しにくい場合は、室内に保管している取扱説明書、保証書、設置時の書類に型番が載っていることもあります。
型番は似た文字や数字が並ぶため、見間違いがないよう、スマートフォンで銘板を撮影しておくと便利です。
ただし、本体周辺に無理に手を伸ばしたり、カバーを開けたりする必要はありません。
確認しづらい場所にある場合は、安全を優先して見える範囲だけを確認しましょう。
点滅する数字と発生時の状況を記録しておく
エラーコードが表示されたら、数字や記号をそのまま記録しておくと、後から説明書で調べるときに役立ちます。
表示が消えてしまうこともあるため、リモコン画面を写真に撮るか、メモに残しておくと安心です。
あわせて、どのような場面で表示されたかも記録すると、状況を整理しやすくなります。
- 表示された数字・記号
- 点滅か点灯か
- お湯を使い始めた直後か使用中か
- 台所・浴室などどのリモコンに表示されたか
- お湯の温度や出方に普段と違う点があったか
記録があると、家族と情報を共有しやすく、必要に応じてメーカー窓口や専門業者へ相談する際にも状況を伝えやすくなります。
まずは表示を正確に把握することが、給湯器の状態を落ち着いて確認するための第一歩です。
よく表示されるエラーコードの意味

給湯器でよく見られるエラーコードには、点火に関するもの、燃焼中の状態に関するもの、本体の温度に関するものなどがあります。
「110」「111」「120」「121」「140」「920」「930」は代表的な表示ですが、細かな内容は給湯器の機種によって異なるため、表示された番号だけで状態を決めつけないことが大切です。
まずは、各コードがどのような状態を知らせる傾向があるのかを知っておくと、リモコン表示を落ち着いて受け止めやすくなります。
| エラーコード | 示すことが多い状態 |
|---|---|
| 110・111 | 給湯器が点火できない状態 |
| 120・121 | 燃焼中に火が消えた、または燃焼状態を確認できない状態 |
| 140 | 本体内部の過熱を防ぐ安全装置が作動した状態 |
| 920・930 | エコジョーズの中和器に関するお知らせや交換時期の表示 |
「110」「111」は点火できない状態を示すことが多い
「110」「111」は、給湯器が燃焼を始めようとしたものの、正常に点火できなかったことを示す表示としてよく知られています。
お湯を出そうとしたときや追いだきを開始したときに表示されることが多く、給湯器の中で火がつくまでの工程に何らかの変化があった場合に表示されます。
たとえば、ガスが給湯器へ十分に届いていないとき、点火に関わる部品の状態に変化があるとき、燃焼に必要な空気の流れが安定しないときなどに見られることがあります。
ただし、「110」と「111」の使い分けや詳しい判定内容は、メーカーや型式によって異なります。
同じ点火に関する表示でも、単純な一時的な状態から本体内部の確認が必要な状態まで幅があるため、番号の一般的な意味だけで原因を絞り込むことはできません。
「120」「121」は運転中に燃焼が止まった状態を示すことが多い
「120」「121」は、いったん燃焼を始めたあとに、運転中の火が消えた、または炎の状態を正常に確認できなくなったことを示す場合が多いコードです。
点火そのものができない「110」「111」とは異なり、給湯や追いだきの途中で表示されやすい点が特徴です。
燃焼中は、給湯器が炎の有無や燃焼の安定性を継続して確認しています。
そのため、炎が安定しない状態や、燃焼を続けることが適切ではないと給湯器が判断した状態では、運転を停止してコードを表示することがあります。
給湯中に急にお湯がぬるくなったり、水になったりした場合に「120」「121」が表示されていれば、燃焼が途中で止まった可能性を考えやすいでしょう。
なお、表示番号ごとの詳細な違いは機種ごとに異なるため、「120」「121」は燃焼途中の状態に関する知らせとして把握しておくと安心です。
「140」は過熱を防ぐ安全装置の作動を示すことが多い
「140」は、給湯器の内部温度が高くなりすぎることを防ぐために、過熱防止の安全装置が作動した可能性を示すコードです。
給湯器には、内部の温度が一定以上にならないよう見守る仕組みが備わっています。
この表示は、その仕組みが温度の異常な上昇を検知し、機器を保護するために運転を止めた状態として案内されることがあります。
長く使っている給湯器では、内部の部品や配管まわりの状態が変化し、熱がこもりやすくなる場合もあります。
また、機種によっては浴槽の追いだき運転に関係する温度の異常として表示されることもあります。
「140」は単にお湯の設定温度が高いことを表す番号ではなく、給湯器自身が内部の温度を確認している際の表示と考えるのが基本です。
「920」「930」はエコジョーズの中和器に関する表示が多い
「920」「930」は、エコジョーズ給湯器に搭載されている中和器に関する表示として見られることが多いコードです。
エコジョーズは、従来なら排気として逃がしていた熱を再利用する仕組みを持つ給湯器です。
この仕組みでは運転時に酸性の水が発生するため、排出前に性質をやわらげる中和器が使われています。
中和器の内部には消耗する部材があり、使用状況に応じて交換時期が近づくと表示で知らせる機種があります。
一般的には、「920」は中和器の交換時期が近いことを知らせる表示、「930」は中和器の交換に関する案内や運転停止に関わる表示として扱われる傾向があります。
ただし、「920」「930」の表示内容や運転への影響は型式によって異なるため、エコジョーズで表示された場合は、中和器に関する案内として説明書の該当箇所を確認することが大切です。
エラーが出たときは表示内容を確認して使用継続を判断する

給湯器にエラーコードが表示されたときは、すぐに使い続けてよいとは判断せず、表示番号と給湯器まわりの様子を確認することが大切です。
とくに異臭・異音がある場合や、安全装置に関わる表示が出ている場合は、使用を止めて相談する判断が優先されます。
一方で、点検時期を知らせる表示のように、機種や表示内容によっては一時的にお湯を使える場合もあるため、取扱説明書の案内を確認しましょう。
| 表示時の状況 | 使用継続の考え方 |
|---|---|
| 異臭・異音・煙のような異常がある | 使用を止めて、契約先やメーカーの相談窓口へ連絡します。 |
| 安全装置に関する表示が出ている | 自己判断での再使用は避け、案内内容を確認します。 |
| 点検時期や部材交換に関する表示が出ている | 表示番号ごとの案内を確認し、必要な時期に点検を依頼します。 |
異臭や異音がある場合は使用を止めて窓口へ相談する
給湯器の使用中に、ガスのようなにおい、焦げたようなにおい、普段と違う大きな音などを感じた場合は、エラーコードの番号にかかわらず運転を止めましょう。
においや音は、給湯器の燃焼状態や排気、内部部品の状態を確認する必要があるサインのひとつです。
「お湯は出るから大丈夫」と考えて使い続けるのは避けるほうが安心です。
ガスのようなにおいを感じるときは、火気を近づけたり、電気のスイッチを操作したりせず、契約しているガス会社の緊急連絡先へ相談してください。
煙のように見えるものや焦げたにおい、異常な振動音がある場合も、給湯器の電源を切り、メーカーや設置を依頼した窓口に状況を伝えましょう。
- いつもと違うにおいがする。
- 「ボン」「ゴー」など、以前はしなかった大きな音が続く。
- 本体の周辺に煙のようなものが見える。
- 運転中に何度も停止したり、表示が変わったりする。
相談する際は、表示されているエラーコード、給湯器の型式、いつから起きているかを控えておくと、状況が伝わりやすくなります。
「140」など安全装置に関する表示は自己判断で使い続けない
「140」のように、給湯器が安全のために運転を止めた可能性がある表示では、何度もお湯を出そうとしたり、表示が消えるまで繰り返し操作したりしないことが大切です。
安全装置に関する表示は、給湯器が内部の状態を確認して、通常どおりの運転を続けないほうがよいと判断した際に出ることがあります。
表示が一度消えても、原因そのものが解消されたとは限りません。
とくに、使用中に本体が熱く感じる、給湯が急に止まる、同じ表示が再び出るといった場合は、使用を控えて案内窓口へ相談しましょう。
給湯器のカバーを開けたり、内部を触ったりして確認することは避けてください。
外から見ただけでは判断しにくい部分もあるため、必要に応じて専門の担当者に確認してもらうほうが安心です。
「920」と「930」では点検を依頼するタイミングが異なる場合がある
「920」と「930」は、エコジョーズ給湯器の中和器に関する案内として表示されることがあり、同じように見えても点検を急ぐ度合いが異なる場合があります。
一般的には、「920」は交換時期が近づいていることを知らせる案内として表示され、「930」は交換に関する対応が必要になり、運転に影響することがある表示として扱われます。
| 表示番号 | 確認したいポイント |
|---|---|
| 920 | 交換時期が近いことを知らせる表示かを説明書で確認し、早めに点検の相談をします。 |
| 930 | 使用可否や運転停止の条件を確認し、案内に沿って点検・交換の相談をします。 |
ただし、表示の扱いは給湯器の型式や設置状況によって異なるため、番号だけで「まだ使える」「すぐに使えなくなる」と決めつけないようにしましょう。
表示が出たまま長く放置せず、取扱説明書に記載された連絡先やメーカーの窓口へ、表示番号を伝えて確認することが安心につながります。
自分で確認できるのはガス・水・電源などの基本項目

給湯器に表示が出たときは、ガス・水・電源がいつもどおり使える状態かを、外から確認することなら自分でも行えます。
ただし、給湯器の内部や配管を分解して調べることはせず、確認できる範囲にとどめることが大切です。
ガス栓、給水元栓、コンセントや分電盤、屋外の給排気口などを順に見て、気になる点があれば使用を控えましょう。
| 確認する場所 | 見ておきたいこと |
|---|---|
| ガスまわり | ガス栓が閉まっていないか、ガスメーターに案内表示がないか |
| 水まわり | 給水元栓が開いているか、断水や水量低下がないか |
| 電源まわり | 電源プラグの抜け、分電盤の状態、停電の有無 |
| 屋外まわり | 給排気口が物や雪などで覆われていないか |
確認中に普段と違うにおい、煙、強い熱さ、水漏れがある場合は、触れたり運転を続けたりせず、案内窓口へ相談してください。
ガス栓とガスメーターの状態を確認する
お湯が出ないときは、まず給湯器につながるガス栓が閉じていないかを確認します。
引っ越し後や設備まわりの掃除後、何かの拍子に栓の位置が変わっていることもあります。
ガス栓の開閉方向は機器や設置場所によって異なるため、無理に動かさず、表示や取扱説明書を見ながら確認しましょう。
また、ガスメーターの表示部に案内が出ている場合は、給湯器だけでなくガスの供給状態に関係している可能性があります。
- ガスコンロなど、ほかのガス機器が使えるか
- 給湯器の近くにあるガス栓の位置
- ガスメーター表示部の案内内容
ほかのガス機器も使えない場合や、メーターの表示内容が判断しにくい場合は、ガス会社へ確認すると安心です。
ガスメーター本体やガス配管を強く押したり、工具を使ったりすることは避けてください。
給水元栓と断水の有無を確認する
給湯器は水を受けてからお湯をつくるため、水道の供給が不安定なときにも表示が出ることがあります。
キッチンや洗面台の水が普段どおり出るかを確認すると、水まわりの状況を把握しやすくなります。
水がまったく出ない、または勢いがかなり弱い場合は、地域の断水や建物の設備点検が影響していることがあります。
- 蛇口から水が出るか
- お湯だけでなく水も出にくくなっていないか
- 集合住宅の掲示や管理会社から断水案内が出ていないか
- 給湯器付近の給水元栓が閉じていないか
給水元栓は給湯器の近くにあることが多いものの、設置場所によって見つけにくい場合があります。
どの栓かわからないときは、ほかの配管の栓を動かさず、管理会社や設置業者へたずねる方法が安心です。
凍った配管を急に温めると負担がかかることがあるため、熱湯をかける対応は控えましょう。
給排気口のふさがりやフィルターの汚れを確認する
屋外に設置された給湯器では、本体前面や下部にある給排気口の周囲に物が置かれていないかを確認します。
落ち葉、ビニール袋、植木鉢、洗濯物、積もった雪などが近いと、空気の通り道に影響する場合があります。
確認は周囲を目で見る範囲までにして、カバーを外して内部を掃除することは避けてください。
| 確認したいもの | 対応の目安 |
|---|---|
| 給排気口の前にある軽い物 | 安全に手が届く範囲で離す |
| 落ち葉やほこりの付着 | 外側から見える範囲のみやさしく取り除く |
| 本体内部の汚れや部品 | 自分で触らず相談する |
| 室内の給湯器まわり | 収納物で通気部分を覆っていないか確認する |
浴槽の循環口フィルターが汚れている場合も、機種によってはお湯はりや追いだきの動作に影響することがあります。
フィルターをお手入れする際は、必ず取扱説明書に記載された方法と範囲を守りましょう。
悪天候や凍結の影響がないか確認する
強い雨風、低い気温、大雪のあとには、給湯器の周辺環境がいつもと変わっていないか確認してみましょう。
とくに寒い朝にお湯が出にくいときは、配管の凍結や水の流れにくさが関係している場合があります。
給湯器本体や配管に無理な力を加えず、自然に気温が上がるのを待つことが必要なケースもあります。
- 給湯器の周囲に雪が積もっていないか
- 給排気口の前が雨水や落ち葉で覆われていないか
- 露出している配管に凍結防止材の破れがないか
- 台風や大雨のあとに水漏れのような跡がないか
天候が落ち着いても表示が消えない場合や、お湯の温度・水量が安定しない場合は、天候だけが原因とは限りません。
確認した日時や天候、表示された番号をメモしておくと、相談時に状況を伝えやすくなります。
電源リセットは取扱説明書に従って一度だけ試す

給湯器の表示にエラーコードが出たときは、取扱説明書でリセット方法を確認したうえで、一度だけ電源を入れ直すことで表示が解除される場合があります。
ただし、何度も繰り返したり、ガスのにおいがある状態で操作したりするのは避け、解除後も同じ表示が出る場合は点検を依頼しましょう。
運転を停止してから電源を入れ直す
電源リセットを行う前に、まず給湯器の運転を停止し、お湯を使っている蛇口やシャワーを閉めます。
リモコンの運転スイッチを切ってから入れ直す方法が一般的ですが、機種によっては電源プラグや分電盤の操作が案内されていることもあります。
自己判断で本体のカバーを開けたり、配線や内部部品に触れたりしないことが大切です。
電源の操作方法や待つ時間は機種ごとに異なるため、手元の取扱説明書、またはメーカーの案内を優先してください。
| 確認する順番 | 対応の目安 |
|---|---|
| 1 | お湯を使っている蛇口・シャワーを閉める |
| 2 | リモコンで運転を停止する |
| 3 | 取扱説明書に記載された方法で電源を切る |
| 4 | 説明書にある時間を置いてから電源を入れる |
| 5 | リモコンの表示とお湯の出方を確認する |
リモコンのスイッチを切っても表示がすぐ消えない機種や、一定時間待つ必要がある機種もあります。
「すぐに何度も入れ直す」「電源を何回も切る」といった操作は、状況を判断しにくくするため控えましょう。
一度リセットしたあとは、台所や浴室で短時間お湯を出し、エラーコードが消えたまま通常どおり使えるかを確認します。
お湯の温度が極端に安定しない、水しか出ない、リモコンの表示が点滅するなどの様子があるときは、使用を続けず相談するほうが安心です。
ガスのにおいがするときは電源操作を避ける
給湯器の近くや室内でガスのにおいを感じるときは、電源リセットやリモコン操作を行わないでください。
照明や換気扇、コンセントなどの電気設備にも触れず、火気を使わないようにします。
においが気になる場所から離れ、落ち着いてガス会社の案内窓口へ連絡し、指示に従いましょう。
屋内に設置されている給湯器では、においの強さにかかわらず、自分で原因を確かめようとして本体周辺を触ることは避けてください。
- ガスのにおいがする。
- 給湯器の周辺で普段と違う音がする。
- 本体や配管の近くに水気があり、においも気になる。
- リセット前から体調に違和感がある。
このようなときは、エラーコードを解消しようと急いで操作するよりも、安全を優先して専門窓口へ状況を伝えることが大切です。
連絡時には、給湯器の設置場所、表示されている番号、においに気付いた時間を伝えると案内を受けやすくなります。
解除後に同じコードが再表示されたら点検を依頼する
電源リセット後に一度表示が消えても、短時間で同じエラーコードが再表示される場合は、繰り返しリセットしないようにしましょう。
一時的に表示が消えても、給湯器が運転中に確認している状態に変化がない可能性があります。
同じ番号が再び出たときは、給湯器の使用を控え、メーカーの修理相談窓口や給湯器を扱う専門業者へ点検を依頼します。
相談する際は、次の内容をメモしておくと説明がスムーズです。
- 表示されたエラーコード。
- エラーが出た日時と回数。
- お湯を出したとき、お湯はり中など表示された場面。
- 電源リセットを一度行ったかどうか。
- お湯の温度や水量、リモコン表示に気付いた変化。
給湯器の型番も確認できると、案内先で機種に合った対応を判断しやすくなります。
型番は本体の銘板や取扱説明書に記載されていることが多いため、無理なく見える範囲で確認してください。
リセットはあくまで取扱説明書に沿って一度だけ試す確認方法と考え、再表示があるときは早めに相談することが安心につながります。
同じ番号でもリンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスで意味が異なる場合がある

給湯器のエラーコードは、同じ番号でもメーカーや機種によって示す内容が異なることがあります。
表示された番号だけで判断せず、給湯器のメーカー名と型番に合った公式情報を確認することが大切です。
リンナイ・ノーリツ・パロマ・パーパスなどでは、製品の種類や製造時期によってもコード表が分かれている場合があります。
たとえば給湯専用の機器、追いだき機能付きのふろ給湯器、暖房機能も備えた機器では、同じメーカー内でも表示の扱いが変わることがあります。
インターネット上で見つけたコード一覧を、そのまま自宅の給湯器に当てはめないようにしましょう。
| 確認する項目 | 確認する理由 |
|---|---|
| メーカー名 | コードの読み方を絞り込むため |
| 型番 | 機種ごとの取扱説明書や案内を探すため |
| 給湯器の種類 | 給湯専用・ふろ給湯器などで案内が異なる場合があるため |
| 表示された番号や記号 | 数字だけでなく英字を含む表示も正確に照合するため |
メーカー公式サイトや取扱説明書のコード表を優先する
エラーコードの意味を調べるときは、まずメーカー公式サイトまたは手元の取扱説明書を確認します。
公式のコード表であれば、そのメーカーの製品に合わせた案内を確認しやすくなります。
取扱説明書には、エラー表示のほか、リモコンの見方や問い合わせ時に伝える情報がまとめられていることもあります。
説明書が見当たらない場合は、メーカー公式サイトで「型番」「取扱説明書」などを手がかりに探す方法があります。
型番は給湯器本体の銘板に記載されていることが多いものの、設置場所によっては見えにくいこともあります。
無理に手を伸ばしたり、本体を動かしたりせず、安全に確認できる範囲の情報だけを見るようにしてください。
- リンナイならリンナイの公式案内を確認する
- ノーリツならノーリツの公式案内を確認する
- パロマならパロマの公式案内を確認する
- パーパスならパーパスの公式案内を確認する
メーカー名が分からないときは、給湯器本体の前面や側面、リモコンの表示部分などに記載がないか、見える範囲で確かめます。
賃貸住宅では、管理会社や大家さんが設置機器の情報を把握している場合もあります。
浴室リモコンと台所リモコンの表示を確認する
給湯器に浴室リモコンと台所リモコンの両方がある場合は、それぞれにどのような表示が出ているかを確認しましょう。
片方のリモコンには番号だけが表示され、もう片方には補足の文字や案内が表示されることがあります。
また、表示が出た場所によって、給湯・おふろ・追いだきなど、どの機能を使っていたときの案内かを整理しやすくなります。
ただし、リモコンごとの表示の違いだけで内容を決めつけるのではなく、機種に対応した公式のコード表と照らし合わせることが必要です。
| 確認したいこと | メモの例 |
|---|---|
| 表示されたリモコン | 浴室・台所のどちらか、または両方 |
| コードの表記 | 数字、英字、記号を含めてそのまま記録する |
| 表示の見え方 | 点滅しているか、固定表示か |
| 同時に出た案内 | 文字表示やランプ表示の有無 |
スマートフォンでリモコン表示を撮影しておくと、数字の読み間違いを防ぎやすくなります。
写真を撮る際は、住所や個人情報が映り込まないように気を付けると安心です。
コードが見つからない場合はメーカー窓口へ問い合わせる
公式サイトや取扱説明書でコードが見つからない場合は、メーカーの相談窓口に型番と表示内容を伝えて確認するのが確実です。
古い機種や特定の仕様では、一般向けのコード表に詳しい案内が掲載されていないこともあります。
コードの一部が見えにくい場合や、数字と英字の区別に迷う場合も、自己判断せずに確認を依頼しましょう。
問い合わせ前に、次の情報をまとめておくと案内を受けやすくなります。
- 給湯器のメーカー名
- 本体または説明書に記載された型番
- 浴室・台所リモコンに表示された内容
- 表示を確認した日時
- 給湯器の設置場所
メーカー窓口へ連絡する際は、「コードだけを見て判断したい」と伝えるよりも、機種情報と表示の状況をあわせて伝えるとスムーズです。
コードの意味は共通ではないため、自宅の給湯器に対応した情報を確認することが、落ち着いて次の対応を考える第一歩になります。
繰り返すエラーや部品に関する表示は専門業者への相談が必要

給湯器のエラーが何度も表示されるときや、内部の部品に関係する表示が出たときは、自分で分解したり使い続けたりせず、専門業者へ相談することが大切です。
一時的に表示が消えても、給湯器の内部で同じ状態が続いている場合があるため、再発の回数やタイミングを伝えて点検を依頼しましょう。
給湯器は水・ガス・電気を扱う設備なので、見た目だけでは原因を判断しにくいこともあります。
リセットしても消えない場合は点検を依頼する
取扱説明書に沿って電源リセットを一度試してもエラーが消えない場合は、内部の状態を確認する必要があります。
リモコンに表示されるコードには、温度を確認する部品、点火に関係する部品、排気や燃焼の状態を確認する部品など、給湯器の運転を支える箇所に関する案内が含まれることがあります。
ただし、同じような表示でも実際の原因はひとつとは限らないため、コードだけで部品の交換を決めることはできません。
表示が残ったまま何度もリセットを繰り返すことは避け、早めに点検を依頼しましょう。
本体のカバーを開けたり、配線や内部の部品に触れたりする作業は、専門知識を持つ担当者に任せるのが安心です。
| 表示の状態 | 相談を考えたい目安 |
|---|---|
| リセット後も同じコードが表示される | 内部の確認が必要な可能性がある |
| お湯が出ない、温度が安定しない | 使用を中止して状況を伝える |
| 部品や点検に関する案内が表示される | メーカー窓口または専門業者へ相談する |
| 表示内容が変わりながら何度も出る | 発生した順番も含めて点検を依頼する |
短期間に何度も再発する場合は使用を控える
いったんお湯が使えるようになっても、数日以内や同じ日のうちに同じエラーが再発する場合は、一時的な表示ではない可能性があります。
特に、お湯を使い始めたとき、追いだきをしたとき、浴室と台所で同時に使ったときなど、決まった場面で繰り返す場合は、その状況を記録しておくと相談時に役立ちます。
無理に運転を続けようとすると、必要なときにお湯が使えなくなることもあるため、再発した時点で使用を控える判断が安心です。
異音が続く、普段と異なるにおいがする、給湯器の周辺に変化があると感じるときは、運転を止めて専門業者へ連絡しましょう。
不安な表示が出ている間は、入浴や追いだきなど長時間の使用を急がず、案内を受けてから再開するようにします。
- 同じコードが短期間に複数回表示された
- 表示が消えてもお湯の温度や出方が安定しない
- 使用するたびにエラーが出て運転が止まる
- 複数のコードが順番に表示される
- 本体やリモコンの様子に普段との違いがある
上記のような場合は、「次に出たら相談する」と先延ばしにせず、再発した段階で連絡すると落ち着いて対応しやすくなります。
依頼時はメーカー名・型番・コード・使用年数を伝える
点検や修理の相談をするときは、給湯器の情報をできるだけ正確に伝えると、案内がスムーズです。
メーカー名と型番は給湯器本体の銘板や取扱説明書で確認できることが多く、使用年数は設置時期や購入時期からおおよそで問題ありません。
エラーコードは数字や英字を省略せず、表示されたまま伝えましょう。
| 伝える項目 | 確認しておく内容 |
|---|---|
| メーカー名 | 給湯器本体や説明書に記載されたメーカー |
| 型番 | 本体の銘板にある型式や品番 |
| エラーコード | 数字・英字・記号を含めた表示内容 |
| 使用年数 | 設置または購入からのおおよその年数 |
| 発生状況 | いつ、どの操作中に、何回表示されたか |
あわせて、お湯が出るかどうか、表示が出た後にどのような状態になったかを伝えると、訪問前の確認がしやすくなります。
賃貸住宅で給湯器が備え付けの場合は、管理会社や大家さんへの連絡が必要なケースもあるため、契約内容を確認してから依頼先を決めましょう。
必要な情報を整理したうえで相談すれば、給湯器の状態に合った点検や対応につなげやすくなります。
修理と本体交換は使用年数や不具合の頻度で検討する

給湯器に不具合が起きたときは、使用年数・エラーの出る頻度・修理内容をあわせて見ながら、修理と本体交換のどちらが合うかを検討することが大切です。
設置からあまり年数が経っておらず、不具合の原因が限定的な場合は修理で対応できることがあります。
一方で、長く使っている給湯器で不具合が何度も起こる場合は、今後の部品交換や点検の負担も考えて、本体交換を選択肢に入れると判断しやすくなります。
修理費用は交換部品や作業内容によって変わる
給湯器の修理にかかる費用は、原因となっている部品の種類、作業時間、出張の有無などによって変わります。
たとえば、リモコンや配線まわりの確認で済むケースと、内部部品の交換が必要なケースでは、必要な作業が異なります。
また、部品の在庫状況や給湯器の設置場所によっても、案内される内容が変わることがあります。
修理を依頼する前に、見積もりの内訳と追加費用が発生する可能性を確認すると、費用面の不安を抑えやすくなります。
| 確認したい項目 | 見るポイント |
|---|---|
| 点検費・出張費 | 訪問や状態確認にかかる費用が含まれているか |
| 部品代 | 交換する部品の名称や数量が示されているか |
| 作業費 | 交換・調整・動作確認などの作業内容がわかるか |
| 追加費用 | 現地確認後に必要となる作業があるか |
| 保証内容 | 修理後の対応範囲や期間を確認できるか |
見積もりを受け取ったら、金額だけで決めるのではなく、どの部分を修理するのかを確認しましょう。
不具合の原因が複数考えられる場合は、今回の修理で改善が見込める範囲や、今後交換が必要になる可能性がある部品について聞いておくと安心です。
長期間使用している給湯器は交換も選択肢になる
給湯器は長期間使用すると、ひとつの部品を修理した後に別の部品で不具合が起きることもあります。
そのため、使用年数が長く、エラー表示やお湯の不安定さが繰り返される場合は、修理費用を積み重ねるより本体交換が向くことがあります。
特に、修理に必要な部品の用意が難しいと案内されたときは、交換を前向きに検討するタイミングです。
| 状況 | 検討しやすい対応 |
|---|---|
| 使用年数が比較的浅く、不具合が初めて | 原因を確認したうえで修理を検討する |
| 同じような不具合が何度も起きる | 修理内容と本体交換の見積もりを比較する |
| 複数の部品に劣化が見られる | 今後の維持費も含めて交換を検討する |
| 必要な交換部品の手配が難しい | 後継機種を含めた本体交換を検討する |
本体を交換する場合は、現在の給湯器と同じ設置方法にできるか、給湯能力が暮らし方に合っているかを確認することも大切です。
家族構成やお湯を使う時間帯が変わっているなら、以前と同じ条件に限定せず、使いやすさを相談してみましょう。
ただし、使用年数だけで修理か交換かを一律に決める必要はありません。
点検結果と見積もりをもとに、今後どのくらい安心して使いたいかを考えて選ぶことがポイントです。
賃貸住宅では先に管理会社や大家へ連絡する
賃貸住宅に備え付けられている給湯器で不具合が起きた場合は、自分で修理や交換を依頼する前に、管理会社または大家さんへ連絡しましょう。
給湯器の所有者や修理費用の負担、依頼先の指定は、契約内容や設備の扱いによって異なるためです。
先に連絡せずに手配すると、費用の精算や機種の選定について確認が必要になる場合があります。
- 備え付けの給湯器か、自分で設置した給湯器かを確認する。
- 不具合の状況と、表示されているエラーコードを伝える。
- お湯が使えるか、いつから症状が出ているかを共有する。
- 修理業者を手配してよいか、指定先があるかを確認する。
管理会社や大家さんから案内があった場合は、その手順に沿って点検や交換を進めるとスムーズです。
修理と本体交換で迷ったときは、目先の費用だけではなく、給湯器をこれからどのくらい使う予定かも考えながら選びましょう。
まとめ
この記事のポイントをまとめます。
- 給湯器のエラーコードは、運転状態や異常の可能性を知らせる表示です。
- コードの意味はメーカーや機種によって異なるため、公式情報や取扱説明書で確認します。
- 異臭や異音、煙のような気になる様子があるときは使用を止めて相談します。
- 自分で確認するのは、ガス栓・給水元栓・電源・給排気口など外から見られる範囲にとどめます。
- 電源リセットは取扱説明書に従い、一度だけ試すようにします。
- 同じエラーが繰り返される場合や部品に関する表示は、専門業者への相談が必要です。
- 修理か本体交換かは、使用年数や不具合の頻度、修理内容をあわせて検討します。
給湯器のエラーコードが表示されると不安になりますが、まずは番号を控え、メーカー名と型番に合った案内を確認することが大切です。
お湯が使える場合でも、いつもと違うにおいや音があるとき、同じ表示が何度も出るときは、無理に使い続けず専門業者へ相談しましょう。
早めに状況を確認しておけば、毎日のお風呂やキッチンでのお湯を安心して使い続けるための準備につながります。

